スタンフォードの授業の様子

すっかり更新が遅くなってしまいましたが、久々のポストを。


スタンフォード到着後の3週間は、
1週目:生活立ち上げ
2週目:オリエンテーション&各種交流イベント
3週目:授業1週目
というように、慌しく過ぎていきました。
こちらに来てから様々な新しい物事に触れて、書きたいことはたくさんありますが、一度に書くのも無理なのでこれから順次書いていきます。


ともかくも、まずは先週から始まった授業について。
スタンフォードでは授業が始まるのが他よりも遅くて、今年は9月25日から始まった。最初の週はshopping weekとも言われ、学生はこの週に色々な授業に出て自分に合った授業を選ぶ。
1クラスは週に2〜3コマ授業があり、大学院生は1クオータに3つ授業を取るのが普通。授業に出る前の印象はずいぶん少ないな、というものだったが、出てみてわかったのは、1クラスがすごく重くて3クラスで十分忙しいということ。
スタンフォードの授業は日本の大学とはずいぶんと違う。(そして、聞くところによると他のアメリカの大学と比べてもずいぶん負荷が大きいらしい。)先週9個くらい授業を回って見えた全体像は、次のような感じ。


まずクラスで使う教科書が1000ページくらいあり、全て網羅するわけではないけれどそれを1クオータ(10週間)でやるわけなので、工学といえどReadingの量がすごい。もちろん教科書読みは授業の前にやっておくので、英語を読むスピードが日本語の1/3以下の身としては土日に読みためておかないとしんどい。
さらに、宿題の量もなかなかで毎週けっこうな量の宿題が出る。特にコンピュータサイエンスはprogramming assignmentが重いので有名。宿題の出来が成績の半分弱くらいを決めるのが普通なので、必死だ。
そして、試験がMid termとFinalと大抵2つあって、これはつまり1ヶ月ちょっとごとに試験ということ。
最後にとどめは、チームによるFinal project。これはコンピュータサイエンスで特に多いが、チームでわりと大きめのプログラムを組んで発表するというもの。


以上のような内容を、10週の中に詰め込むのでかなり密度が濃い。
たいていの授業はこれらを全てやるわけではなく、Reading・宿題・試験2つ(もしくは試験1つとFinal Project)をやる、というのが平均だと思う。
しかし中には全てをやってしまうとんでもない授業があって、CSの中でも最も難関といわれている人工知能の授業をとった生徒は寝る暇が全くなくなるらしい。


と、このようにハードな授業だが、内容が面白いためつらい中でもけっこう楽しめる。
今クオータは、僕はコンピュータアーキテクチャ・データベース・機械学習・Software as a serviceというセミナーを取っているが、どれも面白い。


授業の様子や内容について、追い追いまた書いていきたいと思います。