Stanford vs UC Berkeley Big Game

この1週間、期末試験も近くなってきたというのにキャンパスにはお祭りムードが漂っていて、今日などはキャンパスの真ん中にある広場に屋台まで出る盛り上がり。昼間から野外ライブを繰り広げるバンド達、そして何の目的かわからないものの突然現れたビニール製のボクシングリングは、普段とは違う何かが起きていることを物語っていました。




それもそのはず、今週土曜日、伝統のアメリカンフットボールの試合、Stanford vs UC Berkeley Big Gameが開かれることになっていたんです。場所はバークレーキャンパスですが、スタンフォードでも大いに盛り上がっているわけです。
Big Gameは、アメリカの大学フットボールの中でも最も歴史のある試合の一つで、今年でなんと106回目。ここ十数年の戦績はというと、1995-2001の間スタンフォードが7連勝した後、スタンフォードが4連敗中。今年はどうなるのでしょう。今年のスタンフォードチームはなかなか振るわないのですが、勝ってほしいものです!

ところで、この盛り上がりからもわかるように、フットボール(アメフト)はアメリカの大学にとって(そしてアメリカ国民一般にとっても、のようです)フットボールはかなり重要なイベントのようです。ここ3ヶ月キャンパスで過ごしてきて、スポーツの話題で耳にはさむのはもっぱらフットボール。授業の中で例として出てくるのも、フットボール。(もっとも、機械学習の授業の中で、ここのところ一度も勝っていないスタンフォードチームが勝つ確率を計算するとき、確率0にしたらモデルとしてはまずいよね、という悲しい例えでしたが・・)
なぜフットボールはここまで人気なんでしょうか?歴史とか大規模な大学リーグの存在とかスポーツビジネスとしてうまくまわっているとか、色々な理由があるんでしょうが、調べてみると面白いかもしれません。
しかしやっぱりこれだけ皆が夢中になるのだから純粋に面白いんだろうな。フットボールを見て育ったアメリカ人の友人に聞いたところ、フットボールは見た目は筋肉勝負のように見えて、その実チェスのように戦略的なスポーツなのだとか。せっかくアメリカに来ているので、そのうち僕もスタンフォードスタジアムにアメフト観戦に行って楽しんでみようかと思っています。
最後に、大学を挙げて盛り上げているのがよくわかる写真を2枚ほど。


これは、図書館にかかった垂れ幕。中の人は暗くないのだろうか・・



そして、Hoover Towerのライトアップ。タワーも噴水も、スタンフォードのテーマカラーのCardinal(深紅色)に染め上げられています。これは初めて見たときはぎょっとしました・・