Web上でユーザを説得する技術

以前機械工学科のSmart Design Projectを紹介しましたが、スタンフォードにはこのプロジェクトのように個性的なプロジェクトをやる授業が数多くあります。
中でも最近特に面白いと感じたのは、Captology project(captology.tv)で、この授業はPersuasive Technology on the web、つまりweb上でユーザをいかに説得してサービスやプロダクトを使ってもらうか、または望んでいる使い方をしてもらうかという方法論を研究するもの。そしてさらに面白いのが、プロジェクトの最終発表はCaptology Film Festivalと銘打たれていて、チームごとに制作したPersuasive Technologyに関する映画を上映することになっています。(観客にはポップコーン・ドリンクのサービスまでつくという徹底ぶり。)僕も登録してチケットを手に入れたので、来週7日木曜日、行って堪能してきたいと思います。
なお、この授業のウェブサイトもとても面白くて、このテーマに関するとてもいい情報源になります。サイトのメインコンテンツは、(おそらく生徒や教授によって)Youtubeにアップされたビデオで、Web上でのPersuasive Technologyに関するベストプラクティス、ケーススタディ、テーマ別ビデオなど見切れないほどのビデオがポストされています。取り上げられているサービスもGoogle, Youtube, LinkedIn, iTunes Music Storeなどメジャーどころから、聞いたことの無いようなサイトまで、幅広くあって参考になります。参考に、いくつかピックアップしてここにも載せておきます。


Involving Others in Google Docs
This case study explores how Google Docs makes it easy to Create Value and Involve Others -- Two key steps in the Web Behavior Chain.


Registration best practices
An analysis of the best practices found on web 2.0 web sites in terms of persuading users to register.


Video Sharing Interactions
Analysis on google video, youtube, and revver user interaction



しかし、Youtubeを使った授業のウェブサイトとは、昔だったら想像もできなかったな。面白い時代になったものです。